
October 10, 2025
当社CEOが北海道大樹町を再訪:ロケット発射場・滑走路・JAXA施設を視察し、民間宇宙開発の現場を体感
2025年10月10日、当社CEO(杉原 海)は、北海道大樹町を再訪し、
同町に位置するロケット発射場、滑走路、そしてJAXA関連施設など、
日本の民間宇宙開発を支える主要インフラを視察いたしました。
大樹町は、インターステラテクノロジズ株式会社(IST) が拠点を構える日本有数の宇宙開発拠点であり、官民連携によって「宇宙のまちづくり」を実現している数少ない地域の一つです。
この地域では、地元住民・教育機関・企業が一体となり、
宇宙産業を“地域文化”として根づかせる独自のエコシステムが形成されています。
今回の視察では、現地スタッフや技術者の案内のもと、
ロケットの発射台や燃焼試験設備、JAXAの実験棟、そして広大な滑走路を見学。
それぞれの施設で行われている研究・実験の目的や、
将来的に予定されている人工衛星・宇宙ステーション関連の打ち上げ計画について詳細な説明を受けました。
さらに、滑走路の建設設計思想や風向制御システム、燃料補給ラインの安全管理、またロケット発射時における環境負荷低減のための最新技術など、現場でしか得られないリアルな知見を多く得ることができました。
こうした技術の裏には、単なる開発ではなく、人間の挑戦・哲学・地域の誇りが息づいていることを実感しました。視察を通じて、当社が掲げる理念 「宇宙を文化にする」 は、もはや概念ではなく、現実の地域・技術・人々の努力の中に確かに存在していることを再確認しました。
宇宙開発を“遠い特権領域”ではなく、“誰もが触れられる生活圏”として社会に還元するために、Bedrock Spaceは、今後も大樹町をはじめとする宇宙産業地域との協働を深め、教育・観光・文化・エンターテインメントが連動した宇宙社会モデルを構築してまいります。
当社は、ロケット・AI・教育・アート・メディアといった異分野を横断し、民間による“新しい宇宙文明”の礎を築くことを使命としています。
その第一歩として、大樹町で得た現場の知見を、これからのプロジェクト設計や都市開発構想、そして若者育成の仕組みへと反映させてまいります。